18/04/22 「古い人」から「新しい人」への転換 | 山下良道師法話まとめ

18/04/22 「古い人」から「新しい人」への転換

18/04/22 「古い人」から「新しい人」への転換

http://www.onedhamma.com/?p=6595

 

今回は、瞑想でつまずく二つの難所について詳しく説明して下さいました。

瞑想でつまずくのは二カ所である。登山で例えれば山道の難所にあたり、その場所にきたら、慎重に、慎重に乗り越えていく。

最初の難所は瞑想を始めた直後にある。いくら瞑想してもに入っていけないという所。

 

私たちは過去や未来についての自分勝手な映画を作っているに過ぎない。Aさんについても、Bさんについても勝手な映画を作ってしまう。我々はものごとを客観的に観ることは原理的に無理なのに、マインドフルネスにおいてはその無理なことをしなければいけないという絶対的に矛盾する事実がある。その矛盾を通して、マインドフルになれない私を発見するのが、実際に瞑想の現場で起こること。

そもそもマインドフルネスが始められない、というのが最初の難所。マインドフルにはなれない自分に絶望したときに、今の自分とは全然違う何かがあるという事を、発見してゆく。それを発見しない限り、マインドフルネスは一歩も始められない。

 

今までこれが自分だと思っていたものが、実は自分ではなかった。それとは全然違う自分がみえない限り、マインドフルネスは出来ない。ピッチャー交代が起こらないと、マインドフルネスは始められない。

この交代が起こるのが瞑想であり、これを理解できれば、瞑想はうまくいく。最初から瞑想のポイントがわかっていれば戸惑うことがない。

 

そして瞑想が進んで行くと、やがて、何かを捨てなければいけなくなる。その時に得るものは、いままでの人生の中で一番素晴らしいもの。と同時に絶対に失いたくない、大事なものを捨てなけれいけなくなる。

じゃあ何を手放すことになり、何を得るのか?

二番目の難所は、最初の難所と時間差で起こってくる。自分が二人いるということでマインドフルネスが始まり、それなりの成果が起こるが、どっちが私なのか?という矛盾に出会う。

 

マウンドには一人しかあがれなくて、お互い譲り合わない。今までの自分が何十年と生きてきていて、その人の心の癖、身体の癖を背負いながら生きている。今までの自分を、そのままでいいとなるか、今までの自分が生きていても辛すぎる、となるか。

この二人の自分について決着をつけなくてはいけなくなる。今まではひとりの自分しかいなかった。決着をつけるときに、古い自分を捨てて新しく生まれ変わりたいと思えるかどうかである。

 

今まで、瞑想で得るものは「永遠の命」といっても誰も本気にしていなかった。今までは遠くにある楽園の話であった。その楽園ががどれだけ素晴らしいかマスター達は語るが、その楽園にどうやって行くのかを具体的には語ってはいなかった。

そして2018年の現在、どう楽園に行けるのか、具体的になった。マスターが特殊な例外なのではなく、我々誰でもが、その楽園に行けるようになった。具体的になってきたからこそ、この二カ所の難所が問題になってきた。

 

世の中の多くこと、例えば英語をマスターするために、古い自分を捨てなければいけないということはない。ところが、マインドフルネスは全然違う。今までの私が。マインドフルになることはあり得ない。まったく新しい私がマインドフルネスの主体である。なので、古い自分を脱ぎ捨てて、新しい自分に生まれ変わるのが宗教の核心であり、まともな宗教が目指しているのはここである。

新しい自分と古い自分をどう決着をつけるのか。どれを望むのか。現代になってようやく、マインドフルネスが楽園に具体的にゆける方法になった。新しい私になって楽園に入っていける。生と死、輪廻がない世界が見えてくるのである。

 

 

 

楽園がどれだけ素晴らしいかを語るマスターの周りに、楽園にあこがれる人達が集まる。でも、具体的方法が提示されないので、その方法が分からないから誰も行けないという現実。楽園に行ける人は特別で、選ばれた人しか行けない、という、今まで支配的だった思い込みは、マインドフルネスの登場により大きく変容してゆき、誰もが楽園に行ける時代になったのが本当に素晴らしいことです。

松田神父のおっしゃるように、私たちは楽園に招かれているのだと感じます。がんばれば行けるのではく、二重構造の私を知り、新しい私を信頼することによって、古い私が死んで復活する。

死から命に移る。悪人の私が赦される。どうしようもない凡夫の私が阿弥陀様に救われる。

深い深い慈悲を感じ、胸がいっぱいになりました。素晴らしいお話をありがとうございました

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| 07:38 | comments(0) | - | pookmark |
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