17/12/24 映画という闇、リアルという光 | 山下良道師法話まとめ

17/12/24 映画という闇、リアルという光

17/12/24 映画という闇、リアルという光

http://www.onedhamma.com/?p=6446

 

今回の法話で、新刊『光の中のマインドフルネス』で伝えたかった部分、光の本質がさらにはっきりしました。

 

瞑想中に見える光。これについて瞑想会などで質問しても明確な答えは返ってこず、「気にするな」とい処理される。なぜ「気にするな」と言うかというと、その人自身が分からないからであり、単に無知であるという問題である。

 

パオメソッドの中の光は重要な要素ではあるが、光を説明してはいない。光が見えたら、それを手がかりにジャーナに入りなさいという実践的なガイドがあるが、まだ光の本質を捉えていない。光が見えるというのは、瞑想が深まったひとつの目安ではあるが、その光自体の説明はない。内山興正老師とパオ・セヤドーの二人の教えを山下先生の中で消化したのがこの本の柱となっている。内山老師の第四図・第五図の世界観がなければ光の本質を理解できない。

 

つまり、2つの次元があるということ。

ひとつの次元(第四図)から、もうひとつの次元(第五図)に移った目安になるのが「光」である。この2つの次元を前提としていなかったら光の意味が分からない。

次元が違う時、その違いをあらゆるところで経験することで、第五図に移ったことがわかる。逆に言うならば、第四図・第五図がなかったら、違いの意味が分からない。ここが新刊「光の中のマインドフルネス」の急所である。

 

第四図の中には光はないが、第五図には光がある

第四図の中には慈悲はないが、第五図には慈悲がある。

第四図の中には智慧がないが、第五図には智慧がある。

マインドフルネスは第四図の中にはく、第5図にしかない。

 

今まで、「光」「慈悲」「マインドフルネス」「智慧」などが、もやっとしていてピンと来なかったのは、この2つの違う次元という差がはっきりしなかったからであり、この第四図・第五図の2つの次元があるとなったとき、論理的にも実践的につじつまが合うのである。

 

今自分が第四図にいるか第五図にいるか分からない、映画なのかリアルなのか分からない、ということも多いが、はっきり区別する事ができる。それは「ネガティブなものを持っているかどうか」である。ネガティブなものを持っていれば、その人は映画の中である。映画ならフィクションなので、どれだけでも作ることができ、限りなく嘘で、しかもネガティブである。映画の中の「憎しみの対象であるAさん」は、リアルに存在するAさんとは一切なんの関係もなく、架空の存在。つまり、自分が頭のなかで作りあげた架空の人と、必死になって戦っているのである。

 

映画の中に首を突っ込んでいる限り、それはリアルだと感じているが、私たちは映画から出ることができる。映画館いる時、座っているイスと、自分の体に気づくことによって、全部映画だったと気づき、一瞬で映画から出る事が出来る。

スクリーンの中を支配しているのがネガティブなエネルギーで、イスの世界を支配しているのが慈悲。映画の中は闇で、リアルな映画館は光。映画館の光を消さないと映画は観ることが出来ないのである。

そして映画を出たとき、そこにはリアルな世界であり、ものすごく豊かな世界がある。そこには光があり、慈悲があり、マインドフルネスがある。

 

映画をリアルだと思って反応してしまい、その時の憎しみや心配などの反応が体に蓄積される。映画をリアルだと思い込んでいる限り、反応しないようにする事は出来ない。映画がリアルではないと分かれば、反応する必要がないと分かり、闇から解放されるのである。

 

瞑想の中で、この世界の本質は光だと知ることができる。そして瞑想から覚めて普通の生活に戻っても光の状態は続き光を失うことはない。24時間光の中なのである。

今まで自分を苦しめていたのは、自分が作り上げた映画だったんだ、と完全に腑に落ちたときの解放感は忘れられません。映画に巻き込まれ、映画を完全にリアルだと思い込んでいたという人生最大の勘違いに気がつき、不幸な自分を手放した時、そこは光の世界が広がっていました。

 

映画がリアルではないのだがら、ネガティブなものと、もはや戦う必要もない。スクリーンの中の映画よりも映画館の方がよっぽど美しく豊かだという事を知りました。

 

誰かを憎むことで成り立つような、自分や他人を責めて生きるような、そんな苦しい人生には2度と戻りたくありません。最大の勘違いに気づかせてくださった山下先生に、心から感謝しています。

 

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| 14:13 | comments(0) | - | pookmark |
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