17/09/03  「第五図」が「お浄土」だから、その実在はもはや疑えない | 山下良道師法話まとめ

17/09/03  「第五図」が「お浄土」だから、その実在はもはや疑えない

17/09/03 「第五図」が「お浄土」だから、その実在はもはや疑えない

http://www.onedhamma.com/?p=6173

 

京都の法然院でのマインドフルネスの会に参加させていただきました。

あの最高の場所で法話を拝聴し、みなさんと坐ることができたのは本当に幸せな時間でした。

改めて法話を拝聴させていただきました。今回初めて参加された方にも、今この日本で、マインドフルネスをめぐり何が起こっているかが分かりやすく伝わり、本当のマインドフルネスに興味を持って下さったと感じています。

 

マインドフルネスはアメリカ生まれではなく、インドのブッダガヤの菩提樹の木の下生まれ。
マインドフルネスはお釈迦様のお悟りそのものであり、お釈迦様が菩提樹の木の下でみた風景。

 

2500年前のインドで生まれたものが、その後、2つの道に分かれて、1つの流れは最終的にアメリカに到着して、現代の状況に合わせて、セラピーや社員研修、教育の現場で使われて、この現代的に応用されたものが、ここ数年で日本にやって来てブームを起こしているマインドフルネス。

 

もう1つの流れが東アジアから極東の日本にたどりついたもの。二つの流れのなかに、どちらも2500年前のインドのブッダガヤで発見された真理が含まれているのなら、一方の流れのマインドフルネスが日本に来たとき、「ああ、久しぶり、懐かしい」と抱き合うはずのものが「うさんくさいやつ」となって相容れなくなっているのが現状。

 

マインドフルネスは、パーリ 語のサティの英訳で、それを漢訳すると「念」。

これは「念仏」の「念」であり、浄土系の仏教とマインドフルネスは関係ないとは言えるはずがない。マインドフルネスは曹洞宗の坐禅の一番のエッセンスであり、最も聖なる言葉「非思量」とイコールでもある。

 

一見繋がらないものが実は深くつながっているにも関わらず、現状では禅宗はマインドフルネスを否定しているし、念仏とマインドフルネスをつなげて考えている人もいない。「念仏」や「只管打坐」を裏切ってマインドフルネスを選ぶというような、相反するものではない。しかし、今までのマインドフルネスの理解なら、お互いに相容れない。ではどうすべきか?マインドフルネスのさらに一歩進んだ理解が必要である。

 

今までのマインドフルネスは「私が何かに気づく」という理解。これでは思考の一部であり、思いの手放しをする坐禅において、思考はダメなものだから、マインドフルネスはダメとなってしまう。しかしこれは100%誤解である。

マインドフルネス(=サティ)は仏教そのものであり、お釈迦様の最初に四諦と共に説いた八正道の七番目の「正念」として伝えてくださっている。これは正念とは、正しいサティ(マインドフルネス)であり、これによりすべての人生のゲームが変わり、苦しみを根こそぎ乗り越えることが出来る。

 

サティ(マインドフルネス)とは自分の外に立っている意識そのもの(第五図)。その時にのみ、判断なしに、好き嫌いなしに、正しいものの見方ができる。

仏教史において大問題になってきた「自力」と「他力」。何故この問題がでてきたのか?「私とは何か?」という問題を探求していくと本当の私とはこの世界の外にいることを発見をした、いままで自分と思いこんでいた「私」の外の存在の力を「他力」と呼んでいるだけ。第四図の自分としても、外なるもの(第五図)としても存在している、という私の二重構造が見えて来て、仏教史のある時点でそれが大問題になった。他力は第五図のあり方。第五図には苦しみが根こそぎない世界であり、それが「浄土」。苦しみがないとは、生死の苦しみがない。なぜか?第五図の私は死なないから。第五図の私が本当の私だから。では、第四図の私はどう生きたらいいのか?その「第五図の私」にひたすら帰依をしていく。それが「南無阿弥陀仏」。

 

 

 

★★★★★

 

京都の法然院という神聖な場所、法然上人が念仏を唱えていらっしゃった、日本の風土のなかになむあみが、しっかり溶け込んでいった場所で、山下先生の法話が拝聴できたことに大きな感動と喜びを感じました。庭の美しい木々や、蝉の声、吹き抜ける風、気候もちょうど良く、最高の環境でした。お釈迦様の残してくださった正統的な方法によって、京都を全身で感じ、法然上人を感じた深い瞑想が出来ました。このような素晴らしい会に参加させていただいた事に感謝したします。本当にありがとうございました

| 00:01 | comments(0) | - | pookmark |
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